視覚障害のパラ陸上①~ガイドランナー~
さて、いよいよシーズンが始まります。
今週末4月28日の織田記念陸上の100mが初戦です。
シーズン開始ということで、今回は私の競技
「視覚障害の100m」について紹介したいと思います。
私の競技クラスであるT12は、重度の弱視の選手が競技します。
主なルールは、①一人2レーン与えられる、②単独走でも伴走でも良い、というもの。
私の場合、一人で走ることが難しいので、
ガイドランナーの塩川さんと一緒に走っています。
ガイドランナーと走る時、テザーといわれる伴走ロープを持って走ります。
※テザーにはルールがあり、昨年から大きく変更がありました。
選手の皆さん、ご注意を!
簡単に言うと高速二人三脚みたいな感じです。
ガイドランナーが私の腕振りや歩幅に合わせて走ってくれますし、
ゴールまでの距離を教えてくれます。
走っている私は、ほぼ一人で走っている感覚で、抵抗などは感じません。
過度に引っ張って助力になってはいけないし、
蛇行した時は、絶妙な力加減で誘導してくれるのです。
まさに神業ですね。
私は昨年から塩川さんと一緒に走るようになり、約1年が経ちました。
練習を重ねるにつれ、シンクロ率も高まってきています。
試合の緊張感も一緒に共有し、メダルを取ればガイドランナーにも授与されるので、
一人というよりチーム。
支え共に走ってくれる塩川さんのためにも、
今年も記録更新していけるようがんばります!
レースを観戦していただく際には、
ぜひ、ガイドランナーの走りにも注目してみてくださいね。